平成元年の世界デザイン博を機に5編成(30両)を導入し、以後車両の買い替え、名城線の延伸に伴い導入しており、現在36編成となっています。
車体は軽量オールステンレス構造です。前面デザインは大型曲面ガラスを採用し、やわらかな曲線を採り入れると共に、傾斜角をつけスピード感あふれるスタイルとしています。
平成24年度からは、経年劣化した電気機器装置を順次更新しています。
平成28年度より、名城線・名港線可動式ホーム柵に対応するため、可動式ホーム柵車上制御装置を設置しています。
客室内は、壁・天井をホワイト系、座席・床をグリーン系でまとめ、明るくすがすがしい感じになるように配慮しています。座席は1人あたりのスペースが明確で座り心地のよいバケットタイプとし、優先席を連結寄りに新設しています。客室内車端部には、車内案内表示装置を設置したほか、平成4年に導入した車両から、車いすスペースを設置、また平成7年からは、従来の車内案内表示装置に加え、路線図式表示器も設置しています。
乗務員室は大型曲面ガラスの採用とプラグイン式外開き構造の貫通扉を車体中心よりずらして設置することにより、広い運転スペースと視界の確保を図っています。運転台は横置きデスクタイプとしレバーハンドル式としています。
台車は、構造の簡素化、軽量化、省メンテナンス化を図るためボルスタレス構造を採用しています。
制御方式は回生制動付きのVVVFインバータ制御方式とし、交流モータを駆動すると共に、車上検査システムを装備したことにより大幅な保守の近代化を図っています。
形式 | 2100形 | 2200形 | 2300形 | 2400形 | 2500形 | 2600形 |
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車種 | 制御車 | 電動車 | 電動車 | 電動車 | 電動車 | 制御車 |
質量(t) | 22.0 | 25.2 | 24.2 | 24.2 | 25.2 | 22.0 |
定員(人) | 97 96 |
107 | 107 | 107 | 107 | 97 96 |
座席数 | 34 32 |
40 | 40 | 40 | 40 | 34 32 |
軌間 | 1,435mm | |||||
電気方式 | 直流600Vサードレール方式 | |||||
車体構造 | オールステンレス製 | |||||
最大寸法 (長×幅×高) |
15,580×2,546×3,440mm | |||||
床面高 | 軌条面上 960mm | |||||
ボギー中心間 距離 |
10,000mm | |||||
台車 | ボルスタレス空気バネ台車 | |||||
車輪 | SAB形弾性車輪 | |||||
基礎ブレーキ | 空気圧式ディスクブレーキ | |||||
主電動機 | 三相かご形誘導電動機 75kW×4(台/両)(2200,2300,2400,2500形) | |||||
制御装置 | 電力回生ブレーキ付VVVFインバータ制御(2200,2500形) | |||||
ブレーキ装置 | NSC遅れ込め制御付き電気指令式電空併用ブレーキ | |||||
補助電源装置 | 三相PTR静止インバータ 90kVA (2100,2600形) | |||||
冷房装置 | 天井集約分散式 14.6kW (12,500kcal/h)×2 | |||||
列車無線装置 | 誘導無線式(発報信号、デッドマン通報機能付)(2400形) | |||||
信号保安装置 | 車内信号式ATC (2100,2600形) | |||||
自動列車運転装置 | 車上パターン式比例制御 (2100,2600形) |